スタッフブログ
嬉しい声がいっぱい!!!
2012-02-01
年明け早々始まった海産物の発送・・・
まだまだ続々と作業は続いております。
ご支援いただいた皆様と共に迎えられた2012年この収穫の喜びはかつてないほどの温かい喜びとなりました。
この浦戸の養殖業はさかのぼること1600年代松島湾の野々島で内海庄左衛門という人が付近に牡蠣が付着しているのを見つけ採取し生活し始めその後1ヵ所に散布して計画的に採取したのが始まりとされております。そんな長い歴史の中で育まれて来た浦戸の牡蠣や海苔はその後幾多の無理難題や災害を乗り越えて現代をむかえました・・・・
あの被災直後の海を眺め
もう牡蠣も海苔もだめだ・・・
と沈んだ気持ちとともに
深くうなだれていた生産者達
そんな時にたくさんの方から送られて来た皆様からの一口オーナー制度を通じてのご支援はどれだけの勇気と希望を与えてくださったか・・・
今回発送作業にあたり改めて皆様からのFAX、お便り、メールを見返しながら
当時のことを思い出しておりました。
ひっきりなしの電話はどれもご心配をしてくださる温かいものばかり。
『今にもそちらに行きたいが迷惑になるのではと思いせめて送金だけさせてください』
『身体は大丈夫ですか?ちゃんと食べてくださいね。早く元の海に戻りますように』
『テレビで見ました 遠方で何も出来ないのでせめて送金させてください。どうか皆様お体を大切に』
電話口では無事で良かった生きていて良かったと泣いておられる方もたくさんいらっしゃいました。
そしてみなさん口々に
『また美味しい牡蠣や海苔が食べたいです!その日まで頑張って!』
お金の援助だけでなくそこに添えられていた励ましの言葉は
くよくよしてはいられない!一日も早くこのお返しをしなければ!
きっと
生産者達が立ち上がれる大きなきっかけになったのではと思います。
奇跡的に収穫まで復活した浦戸の海産物達
深い感謝の気持ちを込めて皆様にお送りさせていただきます。
些少ではございますが、皆様で復興の味を吟味くださいますよう願ってやみません
。
順序だてて発送させていただいておりますが、収穫に限りがありお送りするのが来季となってしまうかもしれませんが、
どうかご了承ください。
最後に・・・
先日29日にTBSでオンエアされました中から九州からの支援者様のFAXを改めてご紹介させていただきます。これは海女という厳しい職業につかれている60代の方からのメッセージでした。
海産物はいりません。海を嫌いにならないでくれてありがとう・・・
この言葉は心を洗い清めてくれた気がしました。
どんなに海が荒れても、酷いめにあっても
海とともに生きて来た私達はここで生きていくのが一番いい・・・
被災して何ヶ月も経った避難所で初めてお酒を飲んだ夜。
どんなぬ酷いめさあっても、こごさ(島)からは離れられね
海のおかげで代々みな立派に育ってきたんだ
俺ら漁師はいだっこ(板)一枚で海ど命の駆け引きしながら毎日仕事さするべ
生まれたその日から漁師だもの・・・
無事に帰って風呂っこさ入って、海の神様さ感謝すんだよ
あぁ・・・今日もご無事をありがとうっつうことだな
んだがら明日も海さ出んだ
一時は諦めもしたでしょうに・・・
こんなに元気にして下さったご支援の皆様の言葉は
きっと一生語り続けていく宝物!
たくさんの皆様から届きました!のご連絡をいただいております。
こちらでもご紹介していきたいと思いますので、皆様からのコメントお待ちしております!

うらと海の子再生プロジェクト事務局