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設立一周年を迎えて

2012-07-11

 平成23年3月11日、午後2時46分に発生した東日本大震災からまもなく、一月後の4月11日、浦戸桂島にて「うらと海の子再生プロジェクト」を立ち上げ、四ヶ月後の7月11日「一般社団法人 うらと海の子再生プロジェクト」と組織を改め、暗中模索の中ではありましたが、多くのボランティアの皆様、協力者の皆様、そして支援者の皆様の助けを借りながら、小さな帆を上げ松島湾より船出致しました。お蔭様で平成24年6月30日現在、支援者総数13,692人、支援金合計186,063,104円、見舞金107,000円、という本当に多くのご支援を賜り、心より感謝申し上げます。ありがとうございました。

 浦戸地区漁業者に対する復興支援金として、平成23年11月に42,423,986円、平成24年6月に41,930,853円を、宮城県漁業協同組合塩釜市浦戸支所及び宮城県漁業協同組合塩釜市浦戸東部支所に設置された復興対策実行委員会を通じ、共同利用施設や、牡蠣、海苔、ワカメ及びアサリ、刺網部会に、震災により毀損、流出した設備や漁具の購入、修理のために使わせて戴きました。そして皆様のお陰で予想を遥かに上回る例年の50%程の水揚げができるまでに復旧することが出来ました。本当にありがとうございます。今季は復旧率80%を目指して皆で頑張っております。

 また、支援者の皆様にお送りさせて戴く御礼の海産物は、浦戸支所の仮設作業所で梱包作業を行い、漁協職員の皆さん、また大勢の漁師さんの奥様方のご協力により本年1月10日より発送を始め4月までに、浦戸産の「剥き牡蠣300g入りロケット2袋」「焼き海苔10枚入りアルミ袋2袋」セットを3,275件、「焼き海苔10枚入りアルミ袋5袋」を1,240件、また「殻付牡蠣20~25個」「塩蔵ワカメ200g入り袋1個」セットを674件、合計7,385件を、1口分ずつ発送させて戴きました。然しながら生産の都合上未だ多くの支援者の皆様へお届けできておらず、未発送の方及び複数口ご支援戴いた方へは、本年12月若しくは来年1月頃より順次発送させて戴きますのでご諒承の程お願い申し上げます。(翌日配達できない地域は「焼き海苔」のみの発送とさせて戴いております。ご諒承願います)

 なお、未だ支援者の方の入金確認や住所の確認が出来ない方が約1,200名程いらっしゃいます。特に銀行振込の方は、こちらの通帳には送金人のご芳名がカタカナでのみ表示されますので、その後住所等のご連絡がない方の連絡先の確認が取れておりません。また、振込人名義が「ウラトウミノコ」であったり「01-1234-56××」の電話番号の一部や「カナガワケンヨコ××」の住所の一部、等が多くございます。誠に恐れ入りますが、当プロジェクトから支援金振込後、礼状、年賀状の類が一度も届いていらっしゃらない方がございましたらご一報下さいますようお願い申し上げます。

 皆様のご期待にお応えできますよう当プロジェクト役職員一同、漁協並びに生産者一同復旧復興に向け頑張ってまいります。今後ともご指導、ご鞭撻をお願い申上げまして一周年のご挨拶に代えさせて戴きます。


一般社団法人
うらと海の子再生プロジェクト
代表理事 小泉善雅