スタッフブログ


浦戸の牡蠣、世界へ。そしてフランスへ一粒牡蠣養殖の技術研修に。

2012-11-09

 震災から一年半も過ぎ、ようやく復旧も順調に進みお陰様で被災した私たち生産者にも少しずつですがゆとりが出て来始めました。



 復旧から復興へと繋げる新たな取り組みの一つとして『しおがま浦戸の牡蠣を世界へ』プロジェクトが発足。先日11月4日、浦戸野々島にて発足記念イベントがございました。

 浦戸産の牡蠣を中心とした食文化を世界に発信することを目的とし、国際交流と漁業、観光の活性化を図り震災復興へとつなげ、来年2月に浦戸桂島の牡蠣生産者 内海信吉さんと漁協職員の内海幸子さん達でフランス、ポーランド、ドイツへと食文化を紹介しに行くことになりました。

 そして当プロジェクトでは全国、そして世界中の皆さんからの多くのご支援・ご期待に応えるべく、私たちは日本の牡蠣養殖における第一人者である水産技術者協会の先生と宮城県の牡蠣養殖の歴史、文化的背景に大変詳しい塩竃市の産業振興アドバイザーのお力をお借りし、しおがま浦戸産のブランド牡蠣を立ち上げ全国、世界の皆様へ浦戸の元気を発信し、そのご恩に報いるため、復旧から復興への第一歩として、一粒牡蠣養殖の技術・流通・消費の実状調査、研修を目的とした日仏カキ生産者の絆づくり交流促進事業にて日本とフランスの生産者同士の交流を図り、その技術を習得しにフランスへ行ってまいります。

 私たちは今月28日からフランスで行われるワールドオイスターコングレスへ参加し、その後生産地へ赴き同じ現地の生産者の方達と交流、その漁場に於ける生産の仕方から管理、流通、販売までを学んできます。

 そしてしおがま浦戸産の一粒牡蠣養殖システムを構築し、しおがま浦戸ブランドの一粒牡蠣として皆様へご提供させて頂きたいと思っております。

 ご支援して下さった全国の皆さん、本当にありがとうございました。ここまで来れたことへ改めて感謝を申し上げ、そしてこれからさらなる復興へ向け、しおがま浦戸そして塩竃・松島湾の海の幸を全国、さらには世界の皆様へお届けさせて頂きたいと願っております。

 今後とも引き続き応援よろしくお願い致します。



一般社団法人
うらと海の子再生プロジェクト
代表理事 小泉善雅