ご挨拶


震災から4年を迎えるにあたって

東日本大震災において亡くなられた多くの方々へ、心よりご冥福をお祈り申し上げます。

ご支援下さった皆様、
ボランティアにお越し下さった皆様、
全国の皆さまへご紹介して下さったメディアの皆様、
また国内のみならず海外からもご支援下さった多くの支援者の皆様、

 今日でまる4年になります。

 あの日、私は磯島という松島にある小さな島の牡蠣処理場にいました。…目の前の地面がまるで生き物の様にうねり波、海面が見たこともないくらいバシャバシャと跳ね上がり…、あの時の光景を今でも鮮明に覚えております。沢山のものが流されましたが、当時はただ目の前の状況を何とか少しでも良くしようと、衝動に駆られるまま夢中で動いていました。

 飲み水や食料の調達、暖を取るための燃料を分け合い、瓦礫撤去などをして3週間が経った頃、本土での避難生活からようやく震災前日に住所を移したばかりの浦戸諸島に渡ることができ、行ってみると漁業を再開するといったところではありませんでした。  離島故にライフラインが断絶したまま。避難所として廃校になった小学校で皆が協力し合い、お母さん達はご飯の用意、男手は瓦礫撤去に自衛隊からのヘリでの支援物資の受取りと、皆で役割分担をして共同で避難生活をしておりました。
 島に渡る前、何とかしなければと心の底から強く湧き上がる思いだけを抱き、島へ渡ろうと決意してから、多くの偶然が重なり、そして多くの方の協力を得て『うらと海の子再生プロジェクト』を立ち上げました。
 その時の様子は<ご支援・ご協力いただいた皆様へ>に記載しておりますが、本当に多くの方のご支援・ご協力により私たち浦戸諸島の漁業者は漁業を再開することが出来ました。本当にありがとうございました。

 「一口支援オーナー制度」として賜ったご支援へのお礼としてお送りさせて頂いた海産物のお届けに一段落がつき、昨年、生産者から浦戸諸島をはじめとした松島湾産の海の幸を直接皆さまへお届けするため『海の子Net.オンラインショップ』を開設いたしました。
 開店してまだ1年足らずの小さなオンラインショップですが、お陰さまで少しずつご利用くださる方も増えてきており、これからも旬の美味しいものを皆さまへお届けしていきたいと思っております。
 「海の子Net.」では、これからの本格的な“復興”へ向け、新たに『海の子サポーター』 の募集を行っております。今後とも継続的にご協力を賜われましたら幸いです。詳しくはオンラインショップのページを是非ご覧ください。
⇒『海の子サポーターのご案内』(http://uminoko.net/user_data/uminoko-supporter

 またこの度、SAPジャパン様とオペレーション・ブレッシング・ジャパン様より新たな担い手育成のため、漁船を4隻とカキ養殖用の漁業資材、それに冷蔵設備などのご支援を賜りました。本当にありがとうございます。
 頂いたご支援を有効に活用させて頂き、これからもまた、皆様のご期待にお応え出来ますよう、なお一層の復興を目指して、浦戸諸島のみならず塩竈、松島湾、そして東北再生の一端を担えるよう頑張ってまいりますので、引き続き「うらと海の子再生プロジェクト」並びに「海の子Net.」をどうぞよろしくお願い申し上げます。

平成27年3月11日
うらと海の子再生プロジェクト
代表 小泉 善雅